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イスラエルとガザの武力衝突は10月7日で2年目を迎えました。これまでに双方の死者数は約6万7,000人、負傷者は17万5,000人以上にのぼっています。ガザでは住民の多くが避難生活を強いられ、水や食料の深刻な不足が続いており、8月末にはガザ市で飢饉も確認されました。人道支援の妨害も続いています。 この2年間、イスラエルでは依然として人質の家族が長く不安な日々を過ごしています。6日にエジプトで始まったイスラエルとハマスによる間接和平協議では、アメリカのトランプ大統領が今週中の第1段階完了を楽観視していますが、イスラエルは人質解放を最優先しつつも軍のガザ完全撤退は考えておらず、ハマス側はイスラエル軍撤退を条件に人質を解放すると主張しているため、協議の先行きは依然不透明です。 一方、現地では市民が食事を得るために長時間並ぶ状況が続き、食料不足は深刻化しています。停戦の実現は切望されるものの、交渉には大きな隔たりがあり、人びとの苦しみは続いています。国連のグテーレス事務総長も停戦と人質解放を求める声明を発表しています。
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