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8月10日から11日にかけて、九州北部を中心に線状降水帯が複数発生し、記録的な豪雨となりました。熊本県では特に被害が深刻で、気象庁は11日午前0時20分に玉名市と長洲町に大雨特別警報を発表し、その後午前5時25分に八代市や宇城市、氷川町にも同様の警報を拡大しました。玉名市では10日午後11時過ぎの1時間で108ミリの猛烈な雨を観測し、市全域に危険度の最高レベル「緊急安全確保」が出されました。消防には境川で人が流されたという通報もありました。玉東町でも河川の急激な増水により同様の警戒が発令されています。熊本県内の多くの地域で住宅や道路が浸水し、車が立ち往生する被害が報告されています。 また、福岡県の宗像市付近では11日午前11時50分までの1時間に約110ミリの激しい雨が降り、同県小呂島では24時間で368.5ミリの降雨が記録されました。福岡県周辺では24時間の降水量が300ミリを超える地点も相次ぎ、地盤が緩んで土砂災害の危険性が高まっています。気象庁は12日まで大雨が続く見込みで、引き続き災害警戒を呼びかけています。 この豪雨により、九州北部を中心に河川の増水や道路冠水が多発し、交通機関にも影響が出ています。市民に対しては命を守る行動を最優先に、避難指示や警戒情報を厳守するよう呼びかけがなされています。
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