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8月11日から12日にかけてのISIS（イスラム国）に関するニュースの読み上げ部分を600字でまとめます。

ISISはかつてイラクの約40％を支配していましたが、現在はわずか7％未満にまで勢力を縮小させています。イラク軍やクルド人部隊、イラン支援のシーア派民兵、アメリカ主導の有志連合が連携し、モスル西部のISIS拠点を追い詰めています。残るISIS戦闘員はシリアへの撤退を余儀なくされている状態です。シリアでもアメリカとロシアの支援を受けた軍隊との厳しい決戦が迫っており、ISISの主要拠点が陥落するのは時間の問題とされています。

ISISは2014年に「カリフ制イスラム国」の樹立を宣言し、イラクとシリアにまたがる地域で独自の法律を施行しました。その法体系はイスラム法に基づき、薬物やアルコールの禁止、女性の行動制限など厳格な社会統制を敷き、一方で欧米やシーア派勢力への反発を鮮明にしていました。

一方、国連の報告書では、シリア内戦において政府軍とISISを含む非国家武装集団が戦争犯罪や人道に対する罪を犯し、民間人に甚大な被害が及んでいることが明らかにされています。これには外国からの戦闘員の流入や過激派集団の台頭も影響し、中東地域の平和と安定を著しく損なう要因となっています。

以上のように、ISISは軍事的に追い詰められ勢力を大きく削がれているものの、シリアとイラクの不安定な状況や過激派勢力の存在によって、依然として地域の安全保障に深刻な影響を与え続けています。
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