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8月20日夜、神戸市中央区のマンションで24歳の女性・片山恵さんが胸などを複数回刺され、搬送先の病院で死亡しました。犯人は20〜30代の男で、エレベーターの中で羽交い絞めにする様子があり、20日午後7時22分に通報がありました。その後、男は階段ですれ違った住人に目撃され、午後7時25分に警察に通報されました。犯行は約3分間で終え逃走。男は現在も逃走中です。片山さんは神戸市内の保険会社に勤めていました。

捜査により、犯人とみられる谷本将志容疑者（35）が20日の事件当日、片山さんを約50分間にわたり尾行していたことが防犯カメラで確認されました。谷本容疑者は事件の3日前から別の複数の女性も尾行していた疑いがあり、「好みのタイプの女性と思って後をつけた」と供述しています。

谷本容疑者は事件後、現場から約380キロ離れた東京都奥多摩町で逮捕されました。過去にも女性へのつきまといや侵入の罪で有罪判決や罰金命令を受けており、再犯による犯行とみられています。警察は詳しい動機や経緯について調べを進めています。

今回の事件は神戸の中心地三宮に近いマンションで起きており、オートロックのセキュリティにもかかわらず犯人が侵入した点が不安視されています。住民からは「後ろについて来られると気付かないこともある」といった声も出ています。
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