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中国が日本産水産物の輸入を再び停止することが明らかになりました。中国は2023年8月の福島第一原発の処理水海洋放出後に全面禁輸を実施していましたが、今年に入って日中両国が施設の再登録手続きを進めることで合意し、禁輸措置の一部が解除されていました。11月上旬には北海道産冷凍ホタテなどの輸出が再開されたばかりでした。 しかし、台湾有事に関する高市早苗首相の発言を受け、中国は再び強硬姿勢に転じました。中国外務省報道官は、輸入停止の理由として高市首相の「台湾に関する誤った発言」と、「品質の安全を保証する資料が提供されていない」ことを挙げています。中国外交部の毛寧報道官は、たとえ日本産水産物が中国へ輸出されても「市場など存在しない」と強調しました。 この決定は日本の水産業者に大きな打撃を与えています。北海道のホタテ加工業者は、2023年の禁輸決定までは中国にホタテを輸出していました。2025年の輸入再開方針を受けて時間と費用をかけて設備を整えたばかりでした。業者の代表は「輸出再開に向けて動いていた矢先だったので、非常に残念だ」とコメントしています。一方で、販路拡大により対応する業者もいるなど、対応が分かれています。 さらに、予定されていたマカオでの日中韓3カ国文化相会合も見送りになるなど、日中関係全体への影響が広がっています。
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